測定技術のスペシャリストであるHelmut Fischer GmbHは、汎用性の高い新たな蛍光X線式測定器を発表しました。この卓上型の測定器は、操作が簡単で、コンパクトで実用的なデザインが印象的です。
フィッシャーは、表面検査の分野においてフルレンジで、ユーザーのニーズに的確に応え続けています。Fischerscope X-ray XDAL 600は、膜厚測定や素材分析に使いやすい蛍光X線式(XRF)の卓上型測定器として設計されています。コンパクトで実用的なデザインを採用し、標準的な精密測定も兼ね備えています。この蛍光X線式分析器では、薄膜を正確に素早く非破壊式で測定できます。また、組成分析や低濃度分析も可能です。
この測定器には、電動で切替可能な4種類のコリメーターと3種類の一次フィルターが搭載されています。これにより、様々な測定タスクに柔軟に対応する理想的な励起条件を作り出します。手動調節が可能なサンプルステージ(シザーリフトテーブル)を搭載されており、サンプルを素早く簡単に配置できます。更には、独自開発したデジタルパルスプロセッサーDPP+を標準で搭載しています。これにより、高いカウントレートを可能とし、高い測定精度と測定時間の短縮に貢献します。
Fischerscope X-ray XDAL 600は、堅牢性と耐久性に特に注意して開発されました。そのため、電気メッキや生産現場などの環境下でも長期的に使用できるよう設計されています。他のFischerの蛍光X線式測定器と同様、キャリブレーション作業をできる限り減らし、時間と労力をセーブすることができます。